出血を伴うおりものとは


おりものに異常が見られるケースというと、多くはおりものの分泌量が問題になります。一般的におりものの量が多くなる、逆に分泌量が少なくなることもまれにあります。それ以外に、粘り気が強くなったりニオイがきつくなったりすることもありますが、重大な異常となるのが、おりものの色が変化するケースです。

 

 

おりものの色に異常が見られる理由とは

おりものは体調の変化やホルモンバランスの影響を受けやすい分泌物なので、色に多少の変化が見られることはあります。たとえば、普段透明であるおりものが、あるとき急に濁ったような乳白色になることもあります。

 

黄色がわずかにかかることもあるでしょう。そういった変化なら基本的には心配要りませんが、気にしなければならない色もあります。

 

 

おりものの色が茶色、ピンクの場合は要注意

おりものの色が茶色がかっていたりピンクっぽく見えたりといったケースは、単なる体調やホルモンバランスの変化以外にも、重大な問題が生じている可能性が考えられます。おりものが茶色、もしくはピンクの色を伴うということは、何らかの理由で出血を伴っている可能性が大きいからです。

 

ただ、生理などの経血がおりものに混じることは普通に起こることですから、そういうケースでの色の変化なら心配不要です。または、外的な何らかの障害によって傷がついて出血したというケースも、問題なしとは言えないものの、その後の処置さえ間違わなければ大きな問題に発展することはありません。

 

問題は、上記以外の理由、つまりは「病気」が原因で婦人科系器官のどこかに出血が起こっているケースです。このタイプの出血を「不正出血」と呼び、おりものが茶色く濁ったり、ピンクがかっていたりすることがあります。

 

 

考えられる不正出血

不正出血によっておりものが茶色っぽく、あるいはピンクっぽく見える原因として、以下の疾患が考えられます。最も怖く、また症例が多いのが、子宮頸がんです。

 

近年では子宮頸がんの発症傾向が徐々に若年化してきている傾向にありますので、20代後半以降の女性でおりものに出血が混じっているケースは要注意です。

 

他にはクラミジア性子宮頸管炎の可能性も考えられます。これは細菌性の疾患ですので、炎症による出血が見られるのは他の部位や症状でも同じことです。クラミジア性子宮頸管炎の場合、性交時に痛みを覚えるほか、腹痛のような形でサインが表れることもあります。

 

 

おりものに血が混じっていても大丈夫なケース

おりものに血が混じっていても、そこまで心配不要なケースもあります。

 

たとえば、上でも触れた生理の終わりごろの血液の混入です。生理が終わると、経血の流出だけでなく、体調的にも精神的にもラクになりますが、経血がすべて排出されずに残ってしまうケースもありえます。そういうときには、おりものと一緒に排出され、その結果、おりものの色が変化することもあります。

 

 

このケースでは特に心配するようなことはありません。また、生理以外にも、排卵によって多少の出血を伴うこともありますので、おりものに血が混じる可能性は十分考えられます。この場合についても心配は不要です。

 

ある程度年齢を重ねた女性なら、経験値がモノをいうとは思いますが、ただ、不安ならすぐにでも病院に行ったほうがよいケースもありますので、おりものの色の変化には普段から注意していただきたいと思います。

 

 

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